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  • 2013.01.17 Thursday
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柴田よしき「聖なる黒夜」過去と現在が複雑に絡み合い、激しく濃厚な愛憎を描いたサスペンス

            
評価:
柴田 よしき
角川書店
¥ 860
(2006-10)
コメント:過去と現在が複雑に絡み合い、激しく濃厚な愛憎を描いたサスペンス

悪魔のように悪賢く、美しい男妾あがりのヤクザ…それが、十年振りに麻生の前に現れた山内の姿だった。十年前の気弱なインテリ青年はどこに消えたのか。この十年の間に何が起こったのだ?新宿を牛耳る大暴力団の幹部・韮崎誠一惨殺事件を捜査する麻生は、次第に過去に追い詰められ、因縁の波に翻弄されて暗い闇へとおちていく…。愛と宿命に操られた者たちの果てしなく長い夜。人間の原罪を問うて、深い感動を呼ぶ傑作。
「BOOK」データベースより


すんごい小説を読んでしまった。
私が今まで読んだことのある「夜夢」「竜の涙 ばんざい屋の夜」とは、とんでもなく違う作風。柴田よしきって、どんだけ違ったものが書けるんだ?まだまだ他にもあるのか?と、俄然興味が沸いてきた。

果てしない分厚さ。読み終えることはできるのだろうか?と若干の不安も抱きつつ、この評判の「聖なる黒夜」を手に取った。

暴力団の大物、韮崎がホテルの浴槽で殺される。暴力団同士の抗争か?それとも怨恨なのか?警視庁殺人課の麻生、捜査四課の及川、韮崎の片腕、山内。それぞれの人間模様が過去から現在へと複雑に絡み合う・・・。

と、このあらすじだとハードボイルド小説みたいだよね。色々な人や様々な出来事が重なりあってサスペンスとしてもとてもよくできていて楽しめる。けど、この小説で一番大事なところは、

麻生と山内、韮崎、及川、彼らの濃すぎる愛憎物語。

私は同性愛とかに全く偏見はないんだけど、ボーイズラブ的なものの面白さが分からなくてね。でもこの「聖なる黒夜」を読んで、こういうことか!と、少し分かったような気がしてしまったよ。

この小説に関して言えば、「ボーイズ」っていう年でもなく、みんなおっさんだし、「ラブ」なんて軽いものじゃ到底ない。胸焼けするぐらい濃厚で、愛情と憎悪の表裏一体というか、グログロのドロドロだし、R指定が必要じゃない?っていうようなハードな性描写もあるし。

でもね、これがまた嫌じゃないんだな。そして、男同士だから納得させられるところもある。誰かがもし女だったら・・・と想像してみても、やっぱりなんか違うんだよなぁ。逆に、男女だとここまで濃厚にならなかったのかも。

予想外にのめり込んでしまったのは、麻生、及川、山内という魅力的な登場人物たちのおかげ。本当に素晴らしかった!他のシリーズにも登場しているみたいなので、これはぜひ読まないと。

恐るべし、柴田よしき!







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  • 2013.01.17 Thursday
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