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  • 2013.01.17 Thursday
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中村文則「何もかも憂鬱な夜に」人間の孤独と狂気。どんよりとした暗さの中、未来への希望はあるのか・・・?

            
評価:
中村 文則
集英社
¥ 1,260
(2009-03-05)
コメント:人間の孤独と狂気。どんよりとした暗さの中、未来への希望はあるのか・・・?

なぜ控訴しない?―施設で育った過去を持つ「僕」は、刑務官として、夫婦を刺殺した二十歳の未決死刑囚・山井を担当していた。一週間後に迫った控訴期限を前にしても、山井はまだ語られていない何かを隠している―。芥川賞作家が、重大犯罪と死刑制度に真摯に向き合い、生きる者と死にゆく者をつなぐ最後の希望を描き出す。
「BOOK」データベースより


王様のブランチのBOOKコーナーが気になって、ついつい毎週見てしまう。この本は、ピースの又吉がお勧めしていたから、さっそく読んでみた。又吉ってなんかいいよね。
アメトークの読書芸人の時も、この「何もかも憂鬱な夜に」を持ってたし、中村文則が好きなんだね。自分の本「第2図書係補佐」でも対談してるみたいだし、これも読んでみなくちゃ!

中村文則の本は、「掏摸(スリ)」に引き続き2冊目。

この「何もかも憂鬱な夜に」は、施設で育ち、刑務官になった主人公。さまざまな受刑者と接する主人公は、常に考えている。

「自分は受刑者側の人間ではないのか。こっち側の仕事をしているけれど、本当はあっち側ではないのか・・・」

狂気と隣り合わせのギリギリな毎日、憂鬱な夜。今の自分は、本当の自分ではない・・・。いつか一線を超えてしまうんじゃないか、いやもう超えてしまっているのかもしれない。あれは幻覚や夢ではなく、現実の出来事ではないのか・・・?自分が生きている意味はあるのか・・・?

親もいなく暗く鬱々とした主人公、施設長がいたからこそ、何とか繋ぎとめられている。もし、死刑囚の山井にも、身近にこういう人がいたら、もしかしたら違った生活を送れたのかもしれない・・・。

そして死刑や刑罰を、考えさせられる作品にもなっている。死刑を執行する刑務官のことも書かれていて、はっとした。死刑担当の刑務官っていう仕事のことを考えたことがなかったな・・・。過酷だな・・・。

人間の孤独と狂気、罪と罰、どんよりとした暗さの中、未来への一筋の光が見えてよかった。

私には、絶賛!!とは感じなかったけど考えさせられる作品。いまいち中村文則にはまりきれずにいるんだけど、まだ2冊ぐらいじゃ、何とも言えないよね。






 

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  • 2013.01.17 Thursday
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