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  • 2013.01.17 Thursday
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  • by スポンサードリンク

窪美澄「晴天の迷いクジラ」何とか踏ん張って生きていこう、と希望と勇気がもらえる感涙の物語!

            
評価:
窪 美澄
新潮社
¥ 1,575
(2012-02-22)
コメント:何とか踏ん張って生きていこう、と希望と勇気がもらえる感涙の物語!

ただ「死ぬなよ」って、それだけ言えばよかったんだ――『ふがいない僕は空を見た』の著者が放つ待望の二作目。感涙長編小説。
壊れかけた三人が転がるように行きついた、その果ては?人生の転機に何度も読み返したくなる、感涙の物語。
「BOOK」データベースより


去年の2011年に読んだ本の中で、私が独断で選んだランキング第一位の「ふがいない僕は空を見た」の、窪美澄の第二作目!

この「ふがいない僕は空を見た」は、2012年秋に永山絢斗と田畑智子のW主演で映画化決定!どんな風に映像化されるのかな?楽しみ〜。


二作目、待ってたよ待ってたよ!

デビュー作ですっかり心を鷲づかみされた私は、早く新作がどんどん出ないかなぁと思いつつ、ばんばん量産されて質が落ちちゃうのもイヤだなぁと、勝手なことばっかり思っている。

待望の「晴天の迷いクジラ」は、期待以上の作品だった。みんなが迷い苦しくて悲しくて、でも笑いも希望もあって号泣しながら読んだ。私は窪美澄の書くものが好きだと、改めて確信てしまったよ。

由人(24歳)
仕事の忙しさから鬱になり、恋人に振られ、勤めていたデザイン会社が潰れそうな(ついでに自分も潰れそうな)青年。

野々花(48歳)
女を捨て故郷を捨てがむしゃらに働いてきたが、不景気のあおりで自らの会社が壊れているのをただ見守るしかない女社長。

正子(16歳)
母親の偏った愛情に振り回され、たったひとりの友達を失い、引きこもったリスカ少女。


帯に書いてある3人の主人公たち。小説を読み終わった今、誰もがもう愛おしくてしょうがない。この3人のそれぞれの家族や生い立ち、境遇が細やかに描かれ、それぞれに波乱に満ちた人生のドラマがある。

その人生をじっくりと読んでいくと、自分と全然違うのにも関わらず、共感するというか共鳴してしまう。大元は違うのに、その端々があまりにも理解できて、だから胸がぎゅぅぅっとなって涙が止まらなかったんだなぁ。

悩みがない人なんていない。
どんなにいつも明るく笑っていても、溌剌として見えたとしても、誰にでも必ず何かしらの悩みがある。壊れそうでギリギリの人だって、いっぱいいる。他人の痛みや苦しみや悩みを、例え家族であっても友達であっても100%理解することは不可能だと思う。でも想像はできるし、理解しようと努力することはできる。私はそうありたいと思っている。

人は、生きているだけで素晴らしい。人生、山あり谷あり。上り坂下り坂まさか!の連続。それでも、何とか踏ん張って生きていこう。

と、希望と勇気がもらえる一冊。
窪美澄の小説は、きっと何度も読み返すことになるだろう。



<女による女のためのR-18文学賞>
受賞作品




JUGEMテーマ:読書



窪美澄「ふがいない僕は空を見た」これは素晴らしい・・・!

            
評価:
窪 美澄
新潮社
¥ 1,470
(2010-07)
コメント:登場人物が抱えているどうしようもない現実と苦悩。みんな切ない・・・でも希望がある。これは最高の小説!


これって性欲?でも、それだけじゃないはず。高校一年、斉藤卓巳。ずっと好きだったクラスメートに告白されても、頭の中はコミケで出会った主婦、あんずのことでいっぱい。
団地で暮らす同級生、助産院をいとなむお母さん…16歳のやりきれない思いは周りの人たちに波紋を広げ、彼らの生きかたまでも変えていく。
第8回「女による女のためのR‐18文学賞」大賞受賞、嫉妬、感傷、愛着、僕らをゆさぶる衝動をまばゆくさらけだすデビュー作。
「BOOK」データベースより


「女による女のためのR-18文学賞」大賞受賞作。R-18文学といっても、官能小説ではありません。

2011年本屋大賞2位!(1位は東川篤哉「謎解きはディナーのあとで」)
ノミネートされていた時から評判がよく、ずっと気になっていた小説。

これは素晴らしい!
苦しくて切なくて・・・泣ける・・・でも暖かい。
私が今年読んだ小説の中で、確実にトップ10に・・・いや、トップ3に入る予感。

5編の短編から成り立ち、それぞれの登場人物が繋がっていく。
マザコン、体外受精、幼児性愛、痴呆老人・・・など登場人物たちが抱えているどうしようもない現実と苦悩。みんな切ない。でも希望がある。

全ての短編がよかったけど、「セイタカアワダチソウの空」が一番の傑作!本当によかった。

文庫本が出たら必ず購入する予定。すっかり窪美澄のファンになっちゃった。次回作、早く書いて!


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