読んだ本の感想・レビューを書いてます。お気に入りの作家は、東野圭吾・よしもとばなな・伊坂幸太郎・道尾秀介などなど他にもたくさんいます♪

CALENDAR

S M T W T F S
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
293031    
<< March 2020 >>
        

PROFILE

profilephoto

CATEGORIES

ARCHIVES

    

RECOMMEND













スポンサーサイト

            

一定期間更新がないため広告を表示しています



  • 2013.01.17 Thursday
  • -
  • -
  • -
  • -
  • -
  • by スポンサードリンク

沼田まほかる「彼女がその名を知らない鳥たち」純愛サスペンス?嫌悪感や不快さを覚悟して読むべし!

            
評価:
沼田 まほかる
幻冬舎
¥ 720
(2009-10)
コメント:純愛サスペンス?嫌悪感や不快さを覚悟して読むべし!

十和子は淋しさから、飲み会で出会ったうだつの上がらない中年男・陣治と関係を持ち、なんとなく一緒に暮らすようになる。ある日、陣治の部屋で、昔の男から贈られたピアスを発見する。何故ここに…。十和子が選んだ驚くべき行動とは!壊れかけた女、人生をあきらめた男。ダメな大人が繰りひろげる100%ピュアな純愛サスペンス。
「BOOK」データベースより


「九月が永遠に続けば」と同じタイプの、びみょーな女、どうしようもない優男、根はいいけど下品な男・・・と、読みながらどんどん不快感が増していく感じ。これが“イヤミス”というものか。

純愛とか、傑作とか、評価が高いみたいだけど・・・。どうなんだろう。私にはどうも素直に面白かった!とは言えないなぁ。黒いイヤミスなんて大好きなんだけどね。

十和子は、どうしてそんなにも黒崎に惹かれたんだろう?
陣治は、どうしてそこまで十和子を好きでいるんだろう?

この疑問が、結局最後まで解決しなかった。ここがもう少し丁寧に描かれていたら・・・もうちょっと違う感想だったのかもしれない。

最後には、ちょっとした仕掛けが。
読み進めていくうちに、薄々分かっちゃったけどね。最後までいくには、たくさんの不快感を乗り越えないといけないけど、実際に読んでみて驚くのもいいかも。不快さを覚悟して読むべし!







JUGEMテーマ:読書



沼田まほかる「九月が永遠に続けば」ホラーでもなくサスペンスでもなく、何とも消化不良な感じ・・・?

            
評価:
沼田 まほかる
新潮社
¥ 660
(2008-01-29)
コメント:ホラーでもなくサスペンスでもなく、何とも消化不良な感じ・・・?

高校生の一人息子の失踪にはじまり、佐知子の周囲で次々と不幸が起こる。愛人の事故死、別れた夫・雄一郎の娘の自殺。息子の行方を必死に探すうちに見え隠れしてきた、雄一郎とその後妻の忌まわしい過去が、佐知子の恐怖を増幅する。悪夢のような時間の果てに、出口はあるのか―。人の心の底まで続く深い闇、その暗さと異様な美しさをあらわに描いて読書界を震撼させたサスペンス長編。
「BOOK」データベースより


「ユリゴコロ」で心を鷲づかみにされた、沼田まほかる。この「九月が永遠に続けば」がデビュー作で、第5回ホラーサスペンス大賞を受賞したのね。

水沢佐知子バツイチ41歳の主観で、この物語は進められる。佐知子の息子、愛人、元夫、元夫の妻、その妻の娘・・・。と、なんだか昼メロのようなドロドロと絡み合った人間関係。

ホラーでもなく、サスペンスでもなく、なんとも消化不良な感じ。何が書きたかったんだろ?息子の失踪事件をメインにするには、オチがしょうもないし。全てが、地に足が着いてないっていうか説得力もリアリティもなくて、どこにも誰にも感情移入ができない。

元夫の妻、亜沙美とその娘、冬子の魅力がさっぱり分からないし、亜沙美の過去の悲惨で残酷な事件の描写も、心を抉るような深みがない。

どうしてだろう?
と、よくよく考えてみたら・・・、佐知子の主観だからかもしれない、とようやく気付いた。これこそが作者の狙いなのか?

この佐知子が、突っ込みどころ満載でね。仕事をしている様子もなく、免許を取りに行ったりスポーツジムに行ったり、どうやって生活してるんだ?と思ったら慰謝料なのね。そして元夫に未練たらたら。表面しか見ない性格っていうのか、自己中心的な物の考え方っていうのか、何だかアレなのよね。

そんなアレな感じの目線で進む物語。
でもね、これに懲りずにまた違うのを読んでみるつもりです!







JUGEMテーマ:読書



沼田まほかる「ユリゴコロ」不気味で残酷なのに、先を読まずにはいられない衝撃作!

            
評価:
沼田 まほかる
双葉社
¥ 1,470
(2011-04-02)
コメント:不気味で残酷なのに、先を読まずにはいられない衝撃作!

暗黒の欲望にとり憑かれ、さまよう魂。運命は、たったひとつの愛と出会わせた。沼田まほかるの小説は、身も心もからめとる―。おそるべき筆力で描ききった衝撃の恋愛ミステリー。
「BOOK」データデータベースより


初読みの沼田まほかる。
これはまた、えらい小説を読んでしまった!

この「ユリゴコロ」は2012年本屋大賞にノミネートされている作品なのね。自分で、ノミネート作品の記事を書いておきながらすっかりと忘れていた。その時は全く何とも思わず・・・そして最近になって、たまたまちらっと評判を目にして読むことにした。

主人公の亮介が実家で見つけた「ユリゴコロ」というノート、これがまた怖い。殺人に取り憑かれている様子が残酷に淡々と書かれている。事実なのか創作なのか?

怖いもの見たさというか、読まずにはいられないというか、亮介と同じような気持ちになって、共にこっそりノートを盗み見ているような臨場感と不気味さ、そして驚愕の事実・・・。

私はね、最後には号泣した。
グロくて残酷であまりにも非道徳的なのに、愛がある。なんて小説なんだ!この黒さ、嫌いじゃないっていうかむしろ大好き。

沼田まほかる、一気にファンになりました。他のも読まなくちゃ!








JUGEMテーマ:読書



| 1/1PAGES |