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  • 2013.01.17 Thursday
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谷村志穂「尋ね人」母のかつての恋人は、どうして突然消えてしまったのか・・・?

            
評価:
谷村 志穂
新潮社
---
(2012-05-22)
コメント:母のかつての恋人は、どうして突然消えてしまったのか・・・?

昭和二十七年。何の前触れもなく姿を消した恋人…末期ガンの母に代わって消えた男を捜す娘は、いつしか母の想いに自分の恋を重ねはじめる。函館の街を舞台に、時代を挟んで向き合う二組の恋人たちの行き着く先は―衝撃の結末が胸を揺さぶる渾身の恋愛長編。
「BOOK」データベースより


一時期、谷村志穂にはまったことがあり何冊か読んでいる。
「余命」には大いに泣かされた。あ、これって映画にもなっているのね。



いつか見たいなぁと思っている作品。

この「尋ね人」は、切ない物語だった。
なんせ、母親が末期ガンで余命わずか・・・ってところから悲しい。しかも、前回読んだ「母の遺産」の強烈な母親と違って、本当に優しくてね。子供たちの迷惑にならないようにと気遣い、病気を受け止め痛みに耐えている姿を見るとね、最後のたった一つの願いぐらい、なんとか叶えてあげたい!と思うじゃない。

でもその願いっていうのも、複雑なもので。
娘からしてみたら、母親の結婚前に愛した恋人・・・の話しをされてもね。しかも手痛い失恋をした後に聞かされた日には、かなり辛いっていうか、いまいち本気になれないというか、微妙な感じが伝わってくる。

でも母親からしてみたら、もう時間がない。そして、突然いなくなってしまったかつての恋人を探して欲しいと頼める相手も娘しかいない。

恋人から母親に送られてきた手紙を手がかりに、帰ってきた函館で少しずつ人間関係を築きながら、母親のために恋人を探す。親子というより、女同士となっていく二人。時に母親に、時に娘に共感しながら読んだ。しみじみとしたいい物語だった。切ないけどね・・・。







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