読んだ本の感想・レビューを書いてます。お気に入りの作家は、東野圭吾・よしもとばなな・伊坂幸太郎・道尾秀介などなど他にもたくさんいます♪

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  • 2013.01.17 Thursday
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  • by スポンサードリンク

池井戸潤「かばん屋の相続」さらっとしながらも濃密な短編集!

            
評価:
池井戸 潤
文藝春秋
¥ 610
(2011-04-08)
コメント:さらっとしながらも濃密な短編集!

池上信用金庫に勤める小倉太郎。その取引先「松田かばん」の社長が急逝した。残された二人の兄弟。会社を手伝っていた次男に生前、「相続を放棄しろ」と語り、遺言には会社の株全てを大手銀行に勤めていた長男に譲ると書かれていた。乗り込んできた長男と対峙する小倉太郎。父の想いはどこに?表題作他五編収録。
「BOOK」データベースより


池井戸さんの真骨頂の、銀行と中小企業とのあれこれの短編集。専門用語だらけの企業小説じゃないところが、私にでも楽しく読めて好きなところ。

銀行にも中小企業にも、いい人もいれば、ムカつく最悪の人もいる。そのバランス加減が絶妙で、しかもどれもがハッピーエンドじゃないところもいい。どんでん返しやら、あらら・・・と切なくなったり、ほろりとくる人情ものがあったりと、短編の中にぎっしりと人生の物語がつまっている。

がっつり長編の池井戸作品も好きだけど、さらっとしながらも濃密な短編も面白くて満足でした。







JUGEMテーマ:読書



池井戸潤「不祥事」女子行員が大活躍する、痛快銀行ミステリー!

            
評価:
池井戸 潤
講談社
¥ 730
(2007-08-11)
コメント:女子行員が大活躍する、痛快銀行ミステリー!

トラブルを抱える支店を訪問し、指導し、解決する部署に異動になった花咲舞は、驚異の事務処理能力を持つ女子行員。特殊な習慣と歪曲したモラルに管理されたメガバンクに対し、歯に衣着せぬ発言力と、相手を張り飛ばす行動力で、彼女は組織に立ち向かう。新ヒロインが大活躍する、痛快銀行ミステリー誕生。
「BOOK」データベースより


タイトルからするとお堅い企業モノ?もしくは政治モノ?と思いきや、内容は女子銀行員が大活躍する、痛快短編集。

私は、単行本 で読んだんだけど、このタイトルと装丁、内容と全然合ってない気がするんだけど、どーなの?あえての策略・・・?

銀行を舞台に、さまざまな問題が繰り広げられていく。
元銀行員だった池井戸さんだから、きっと似たようなことを実際に目の当たりにしてるのかなぁと思いながら読み進めた。

私が今まで読んだ、分厚くてずっしり重みのあるものとは違い、するすると読める短編集。どこでもそうだろうけど、銀行にも色んな問題が出てくる。銀行のトラブルってこういうことが起きるんだぁと、とても興味深かった。

そしてこの小説の真骨頂は「花咲舞」が悪者をばっさばっさと退治するところ。まさに、池井戸さんお得意の勧善懲悪パターンね。不正を見つけたら上司でも取引相手でも果敢に向かっていく姿は、何とも痛快!

「観月ありさ」あたりで、ドラマ化どうでしょう?面白そうだよね!







JUGEMテーマ:読書



池井戸潤「鉄の骨」談合は必要悪なのか?!建設業界の裏側に迫る!

            
評価:
池井戸 潤
講談社
¥ 880
(2011-11-15)
コメント:談合は必要悪なのか?!建設業界の裏側に迫る!

第31回(2010年) 吉川英治文学新人賞受賞
談合。謎の日本的システムを問う感動大作!建設現場から“花の談合課”へ。若きゼネコンマン富島平太は、会社倒産の危機に役立てるか。大物フィクサーとの出会いの真相は――この一番札だけは、譲れない。
「内容紹介」より


はまりつつある、池井戸潤。
堅さと柔らかさのバランスが絶妙なエンタメ小説で、ほんと面白いんだよなぁ!

今まで読んだ「下町ロケット」 「空飛ぶタイヤ」 は、中小企業が大手企業に立ち向かう!みたいな、熱い男たちの激しい戦いの物語だった。でも今回はちょっと違う。なんせ恋愛要素があるじゃありませんか!もちろん、がっつりメインじゃないけど、この彼女の気持ちがさ、女からしてみたら妙にリアルで分かるんだわ。

ダンナは「彼女が一番ひどかったよね!」って無邪気に言ってたけど、これが男女の考え方の違いというものかしら。

中堅のゼネコンを舞台に、物語は進む。
現場で働いてきた入社3年目の平太が、突然“花の談合課”と呼ばれる業務課へと異動になる。

3年間、現場で培った知識と全く違う業務課の仕事内容。犯罪である談合に関わることへの葛藤、本音と建前、現場では決して知ることがなかった会社経営の中枢を目の当たりにする。そして取引銀行に勤めている同級生の彼女とも、微妙にすれ違っていく・・・。

同じ会社でも、課によってまるで仕事内容が違う。真っ直ぐな性格で現場が好きな平太は、業務課のドロドロした仕事内容なんて、知りたくなかっただろうなぁと思う。会社の上司の命令には逆らえないしね。

平太がナゼこの業務課に異動になったのか、談合のしくみ、正義はどこにあるのか。他のゼネコンや政治家、検察など色んな立場の人たちが複雑に絡み合い、物語に深みが増している。こんなに分厚い本なのに、もっと読みたい!もっと掘り下げて!と思わせる池井戸さんってすごい。

そして最後の入札の緊張感は、もう圧巻!ドキドキしてしまった。やりよるなぁ、常務!

これ、NHKでドラマになってるのね。


主人公の平太は、小池徹平。徹平ちゃん可愛いよね。
きっと葛藤しながら苦悩する平太を、上手に演じてるんだろうなぁ。ぜひ見なくちゃ!


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池井戸潤「空飛ぶタイヤ」リコール隠しを暴け!タイヤ事故の真相は・・・?社会派の骨太小説!

            
評価:
池井戸 潤
実業之日本社
¥ 1,995
(2006-09-15)
コメント:リコール隠しを暴け!タイヤ事故の真相は・・・?社会派の骨太小説!

トレーラーの走行中に外れたタイヤは凶器と化し、通りがかりの母子を襲った。タイヤが飛んだ原因は「整備不良」なのか、それとも…。自動車会社、銀行、警察、週刊誌記者、被害者の家族…事故に関わった人それぞれの思惑と苦悩。そして「容疑者」と目された運送会社の社長が、家族・仲間とともにたったひとつの事故の真相に迫る、果てなき試練と格闘の数か月。
「BOOK」データベースより


あんまりにも「下町ロケット」が面白かったから、また手に取った池井戸潤作品。いやぁ、これも素晴らしかった!

今回は、町の運送会社VS大手自動車会社
「本作品はフィクションです」と最後に書いてあるけど、三菱自動車のリコール隠し事件をモデルにしていることは明らか。「下町ロケット」では三菱重工、今作では三菱自動車か・・・と思いながら読んでいたら、池井戸さんは作家になる前に三菱銀行に勤めていたのね。だから三菱に厳しいのねぇ。

ベースとしては、「下町ロケット」とよく似ている。
中小企業の“赤松運送”が、誰もが知る大手企業“ホープ自動車”のリコール隠しを暴こうと、必死に立ち向かっていく。取引の打切り、資金繰り難、裁判、家宅捜査、PTA・・・と、これでもかというピンチに晒される赤松社長。そんな会社のピンチに耐え切れず辞めていく者もいれば、社長を信じてついてくる社員もいる。捨てる神あれば拾う神ありと、めまぐるしい展開にハラハラしながら読み進めた。

しっかし池井戸さんは、大企業とか銀行の横柄さを書くのが本当に巧い。もうそういう人たちの言動に腹が立ってしょうがなかったよ。でも、そんな中にも正義を貫こうと戦う人がいるところに、ホロッとさせられてしまうんだよね。

これもまた、だいたい展開が読める。
それでも、赤松社長、頑張れ!と応援してしまう。だってさ、正義が勝つって信じたいし、マジメにコツコツやってる人たちが、報われないなんて間違ってるよ!と、赤松社長と共に怒ったり泣いたりしながら、小説の世界に没頭してしまいました。

この「空飛ぶタイヤ」もWOWOWでドラマになっているのね。


赤松社長が仲村トオルとは!もっと泥臭いおっちゃんを想像して読んでたのに。でも絶賛されてるから、ぜひ見てみようと思います。こういう社会派で骨太のドラマ、民放で見たいけどやっぱムリなんだろうね・・・。






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池井戸潤「下町ロケット」一階に現実、二階に夢を。佃品質の意地とプライドの戦い!感動の最高傑作!

            
評価:
池井戸 潤
小学館
¥ 1,785
(2010-11-24)
コメント:一階に現実、二階に夢を。佃品質の意地とプライドの戦い!感動の最高傑作!

第145回(平成23年度上半期) 直木賞受賞
その特許がなければロケットは飛ばない―。大田区の町工場が取得した最先端特許をめぐる、中小企業vs大企業の熱い戦い!夢と現実。社員と家族。かつてロケットエンジンに夢を馳せた佃の、そして男たちの意地とプライドを賭した戦いがここにある。
「内容紹介」より


初めての池井戸潤。ずっと気になっていた「下町ロケット」ようやく読めた。いやぁ、評判通り面白かった!元気になったし、感動して泣いてしまったよ。あのポスターにはさ、泣かされるよね。

ロケット開発に携わっていた佃航平。打ち上げの失敗の責任を取って研究所を去り、今は親の跡を継ぎ、従業員200人の会社“佃製作所”を経営している。

この中小企業といえる町工場の“佃製作所”が、日本を代表する大企業“帝国重工”よりも早くロケットの重要な部品、バルブエンジンを開発し特許を取得してしまったんだから、すごい!

帝国重工と特許をめぐっての攻防、下請けいじめ、ライバル企業からの不当な訴訟、そして資金繰り難・・・。佃製作所に次々と巻き起こるピンチとチャンスに、佃航平はどう対応するのか?!

町工場の職人の高度な技術と知識、心意気とプライド。モノ作りに情熱を燃やし、夢を追いかけながらも、つきつけられる厳しい現実。夢のためだけに働けるほど世間は甘くなく、かと言ってお金だけのために働くのも、それはそれで空しくないのか・・・?

ある意味、この小説の展開は何となく読める。ざっくりと見れば王道のドラマが繰り広げられていく。

にもかかわらず、面白い!あっという間にぐいぐい引き込まれ、夢中になって読んだ。(ちなみにダンナも夢中で読んでたよ!)

これは映像化だ!と思ったら、もうドラマ化されてるのね。そりゃあしたくなるよね。



安心しながらも楽しく読めて、元気と勇気がもらえる名作小説!池井戸作品をこれからもっと読まなくちゃ。

ちなみに、銀行から出向してきたトノが最高だった〜!








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