読んだ本の感想・レビューを書いてます。お気に入りの作家は、東野圭吾・よしもとばなな・伊坂幸太郎・道尾秀介などなど他にもたくさんいます♪

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  • 2013.01.17 Thursday
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三浦しをん「舟を編む」王様のブランチで紹介!辞書製作に魅せられた人たちの、笑って泣ける最高の感動作!

            
評価:
三浦 しをん
光文社
¥ 1,575
(2011-09-17)
コメント:王様のブランチで紹介!辞書製作に魅せられた人たちの、笑って泣ける最高の感動作!

玄武書房に勤める馬締光也。営業部では変人として持て余されていたが、人とは違う視点で言葉を捉える馬締は、辞書編集部に迎えられる。新しい辞書『大渡海』を編む仲間として。定年間近のベテラン編集者、日本語研究に人生を捧げる老学者、徐々に辞書に愛情を持ち始めるチャラ男、そして出会った運命の女性。個性的な面々の中で、馬締は辞書の世界に没頭する。言葉という絆を得て、彼らの人生が優しく編み上げられていく―。しかし、問題が山積みの辞書編集部。果たして『大渡海』は完成するのか―。
「BOOK」データベースより


大好きな、三浦しをん。
少し前「王様のブランチ」でも紹介されていて読むのが余計に楽しみだった、この「舟を編む」は辞書を作る人たちの物語。

古本屋、文楽、便利屋、林業・・・など、私にとってあんまり馴染みがないような職業の物語が、三浦しをんの手にかかると全く知識がなくても実に興味深く面白く読める。

今度は辞書編集部かぁ!と、わくわくしながら読み始めると・・・もう笑えるやら感心するやら。辞書ってすごい!いやそれより、三浦しをんがすごいんだ!ひとつのものを極め突進している、いい意味での変な人を書くのが、もう本当に巧すぎるよね。

辞書を作る大変さや膨大な年月、作る人たちの根気と情熱、そして三浦しをんの言葉に対する愛情がひしひしと伝わってきた。

相変わらず登場人物のキャラ設定が素晴らしく、不器用ながらも悩み苦しみ恋をする懸命な姿は、誰もがみんな愛おしい。マンガになりそうなドラマにもなりそうな映像が、読みながらすんなりと頭の中に流れていく。

寝食すら惜しみ辞書に人生を捧げるかのように、何かひとつのものに熱中できる人たちが羨ましい。私にはそこまでのものがなくて、色んなものをちょっとずつ興味を持つ・・・って感じだから、登場人物のチャラ男と称される「西岡」の気持ちがよく分かる。

あまりにも自分とかけ離れた究極の知識がある「馬締」に、どうやってもかなうわけないって葛藤する「西岡」、言葉の知識があるのにうまく言葉で伝えられない「馬締」、誰もがすごいところもあればダメなところもある。それを補い合って協力して新しい辞書「大渡海」を編んでいく姿は、読んでる人たちに勇気と希望を与えてくれる。いらない人なんていない、みんなが必要なんだよ!という三浦しをんからの愛が伝わってくる。

読みながら声を出してゲラゲラ笑い、最後には嗚咽しながら号泣。笑ったり泣いたり忙しい小説。外で読むのはまずいかも?

三浦しをん、やっぱり裏切らないね。読めて幸せな一冊でした!
「大渡海」欲しい!


JUGEMテーマ:読書



三浦しをん「風が強く吹いている」ど直球の青春小説!

            
評価:
三浦 しをん
新潮社
¥ 1,890
(2006-09-21)
コメント:箱根駅伝を目指す、男子大学生たちの青春小説!


箱根駅伝を目指す、男子大学生たちの青春小説!
駅伝・・・全くもって興味ないし、見たことすらない・・・。

と思いつつこの本を手に取ったのは「三浦しをん」だったから。

三浦しをん・・・あなたは素晴らしいよ。
感動だよっっ!!


ざっくり説明すると。

おんぼろアパートに住む同じ大学の学生たち。(男10人なんて、かなりむさくるしそう)

ほとんど素人の住人たちが、箱根駅伝を目指しケンカしたり団結したり。ケガで故障をかかえている主将に、過去に問題を起こした陸上のスーパーエース、クイズオタクにマンガオタク、ヘビースモーカーに黒人留学生、陽気な双子に司法試験に合格した秀才、ど田舎出身の神童・・・。

と、かなりアクの強い個性豊かな10人。

その他、感じ悪いライバル、僧侶のようなライバル、可愛い八百屋の娘や、全く指導しない監督(おんぼろアパートの大家)など、かなり登場人物多め。

でもさすが三浦しをん。

こういうダメダメな学生たちが、紆余曲折を経て成長していく・・・という、まあよくあるパターンの物語を、これほどまで、感動させるストーリーにするなんて!

キャラクター設定もうまいし、箱根駅伝を見たことすらない私でさえ、コースが見えたよ!こりゃあ、映像化だな!と思ったら、とっくにマンガ化・ラジオドラマ化・舞台化・実写映画化になってたのね。

当然だと思います!だって、走ってる姿見たいもん。
長距離に必要なことは、「強くなること」

10人がそれぞれどうやって強くなるのか。泣きながら読むべし!


JUGEMテーマ:読書



三浦しをん「木暮荘物語」おんぼろアパートに集まる面白くて奇妙な人たち

            
評価:
三浦しをん
祥伝社
¥ 1,575
(2010-10-29)
コメント:おんぼろアパートに集まる面白くて奇妙な人たち!


小田急線・世田谷代田駅から徒歩五分、築ウン十年の木造おんぼろアパート
「木暮荘」
家賃が安いのはいいけれど、住人の生活音は全て丸聞こえ。
ここに集まる、面白くて奇妙なアヤシイ人々。
安普請だけど、人肌のぬくもりと心地よいつながりがある・・・。


アパートの住人たちも、なかなか個性的。
フラワーショップに勤める坂田繭には奇妙な三角同居関係が始まり、サラリーマンの神埼は空室を利用して覗きをし、派手な女子大生・光子の悲しい秘密と木暮荘大家であるじいさんの悩み。

そして、木暮荘の人々と関わりのある、フラワーショップの店主や常連客、近所のトリマーなど、なんだか不思議な人たちが集まり繋がっていく。

主人公がそれぞれ違う7つの短編だけど、全てが少しずつ関わっている連作小説。視点が変ることで、同じ人物でも見る人によって、印象が違うのも面白い。

この7つの短編、どれもがとてもいい!三浦しをんらしさ全開だよ!


言葉や文章のセンスが絶妙で、思わず吹き出すところ、泣けるところ、じーんとくるところ、そして感慨深くなるところ多数。さらりと読みやすい文章の中に、愛や人生の本質がちりばめられている。

私が特に好きだったのは、大家の木暮じいさんの話と、トリマーの話と、女子大生の話。明るく奇妙に書いてあるんだけど、これは深かったし、泣けた・・・!


三浦しをん、やっぱりうまい!ほんっと好みだわ〜
でも・・・、このおんぼろアパートに住むのは・・・ちょっとね・・・


JUGEMテーマ:読書 



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